yomitan 2024(Vol.18)
小前亮/作 静山社 2023.5
1782年の冬、伊勢から江戸へ向かう一隻の船が嵐に遭い漂流してしまいます。長い浮流の末たどり着いたのは、異国ロシアの島でした。彼らは慣れない食事や伝わらない言葉など、多くの困難を経験します。壮大な冒険と異文化との出会いをテーマにしたお話です。
ロイス・ローリー/[著] 新評論 2024.2
北ドイツ・ヴィンデビーの湿地帯からミイラが出土しました。なぜ目隠しをしているのか謎は深まります。パズルのピースを埋めるように、物語が創作されていきます。古代から出題された謎を一緒に解いてみませんか。
濱野京子/作 静山社 2023.6
高校受験に失敗して敗北感を感じていた陽葵は、駅前で環境問題を訴える高校生たちに出会います。その高校生たちは陽葵が落ちた学校の生徒でした。そんな出会いをきっかけに、陽葵の日常が少しずつ変化していく青春小説です。
ステイシー・ハックニー/作 評論社 2022.10
映画監督を夢見るロージーは、父親からプレゼントされたカメラで映画撮影をしますが、失敗続きでした。グリマー・クリークの町では、毎年奇跡が起こります。その奇跡をドキュメンタリー映画にし、町のフェスティバルで上 映する事を思いつきました。
神戸遙真/著 講談社 2022.6
夏休み明け、笹森くんがスカートで登校してきました。「はいてみたかったから」と当人は言いますが、見慣れない姿に周囲は困惑します。笹森くんと、彼の事が気になる男女4人の群像劇です。
マルタ・パラッツェージ/作 岩崎書店 2023.9
19世紀末のロンドンでストリートチルドレンとして生きるクレイは、町にオオカミのいるサーカス団がやってきたと知り、そのテントを訪ねます。彼はオオカミが虐待されていることを知り、故郷の森へと逃がすために奮闘します 。
イヒヨン/著 評論社 2022.10
17歳の少年ノウルは、16歳で自分を生んだ母親と二人で暮らしています。彼は母親に普通の幸せを手に入れて欲しいと願いつつ、「普通ってなんだろう?」、「平凡ってなんだろう?」といつも考えています。彼なりの答え を探しながら、一歩ずつ前に踏み出していく物語です。
工藤純子/著 講談社 2023.10
文芸部の知里は、自分が通う中学校の校則に疑問を持つようになります。今まで守ることが当たり前だった校則の中には、見直しが必要だと感じるものもありました。そこで生徒会とも協力し、校則の見直しのために立ち上がります。
藤木美奈子/著 WAVE出版 2022.4
親からの圧力、重すぎる期待、傷つく言葉。親子関係から生まれる悩みとその原因を様々なパターンで紹介し、その解決方法を「親の圧力に気づく」、「自分を認める」、「流されない」の3ステップで教えてくれる1冊です。
田島木綿子/著 山と溪谷社 2021.8
海岸に打ちあがったクジラやイルカ。彼らの謎を解くため、研究者の田島さんはいつでも現場に駆けつけます。異臭にまみれる解剖や、体力勝負の標本づくり。そんな研究を通して見えてきた、海の生き物からのメッセージを伝えます。
竹内早希子/著 岩波書店 2023.1
日本の固有種である杉で作られ、かつては身近な存在だった木桶は技術の継承者がおらず、絶滅の危機にありました。日本の伝統調味料づくりに欠かせない巨大な木桶を後世に残し続けようと、醤油職人が立ち上がります。
隈研吾/著 河出書房新社 2021.2
世界的な建築家の隈研吾氏が、軽快な語り口で少年時代から今日に至るまでを綴った自伝的エッセイです。自身の経験を語りながら、夢をかなえるために何をしたらいいのか、若い人たちに向けての助言もちりばめられています。
熊谷はるか/著 河出書房新社 2021.12
華のJKライフを夢に見ていた主人公は、突然インドに引っ越すことになりました。異国での高校生活の中で様々な文化に触れ、スラムの子どもたちに出会い常識が壊され、見える格差を感じました。主人公目線で描くインド滞在記です。
梶本淑子/著 河出書房新社 2023.7
1945年8月6日、広島の街に原子爆弾が落とされました。当時14歳で被爆した著者が見たのは地獄のような光景でした。厳しい環境を生き抜いた著者が、自身の体験を基に戦争の残酷さと平和の大切さを現代に伝えます。
千葉望/著 理論社 2023.7
家や学校以外にも破格で食事を提供する子ども食堂や、他の人と交流できるような、学習を支援する場があります。世の中には困っている誰かを手助けしたいと思っている人がたくさんいることを教えてくれる本です。
掲載日 令和7年10月14日






