yomitan 2022(Vol.16)
いとうみく/著 理論社 2021.2
中学生の雨音は父親と二人で暮らしていましたが、父が突然事故で亡くなってしまいます。親戚の家の世話になりたくない雨音は、幼いころに家を出た産みの母との「同居」を始めます。自分にとっての幸せや家族のかたちを考えさせられる作品です。
明日をさがす旅アラン・グラッツ/作 福音館書店 2019.11
生きた時代も場所も異なる3人の少年少女の共通点は、戦火や迫害を逃れて家族と共に国境を越え海を渡ったこと。それぞれの過酷な旅路が交差して繰り広げられる物語です。
ジョン・ボイン/著 あすなろ書房 2020.4
本当は姉なのかもしないと突然言い出した兄。素直になれたと落ち着いて過ごす兄に対し、知識も勇気もなく混乱してばかりの家族。弟、政治家の母、秘書の父がそれぞれの立場で苦悩する姿から、支え合って生きることの大切さに気づかされます。
濱野京子/作 くもん出版 2020.11
高校受験を控えた悠人は、ある日夜の公園で朱音と出会い、次第に惹かれていきます。そして彼女が「ヤングケアラー」であることを知り、力になりたいと考え始めます。現代の社会問題に目を向けるきっかけになる物語です。
山下白/原案 学研プラス 2022.3
陸上選手になる夢を持っていた颯斗は、骨のがんが原因で右足を失い、義足の生活を始めます。夢も居場所も失くし割り切れない気持ちでいた颯斗は、陸上用義足と出会い、パラアスリートとして陸上競技に挑みます。
キャラメル色のわたしシャロン・M.ドレイパー/作 鈴木出版 2020.8
白人の母と黒人の父を持つイザベラは、離婚した両親との生活や学校生活の中で人種差別に直面します。イザベラはアイデンティティについて悩み、不安を抱えながらも家族やピアノと真っ直ぐに向き合います。
鳴海風/作 ポプラ社 2022.1
幕末、主人公のそらは英語に興味を持ちますが、女性が英語を学ぶことは容易ではありませんでした。時代の変化や大切な人との別れを乗り越え、留学を決意したそらの夢は叶うのでしょうか。実在した女性がモデルです。
星新一ほか/著 汐文社 2017.3
古今の文豪達が手掛けた、人間の霊魂にまつわる奇妙で不思議な物語が八篇収録されています。背筋が凍るほど怖い話あり、思わずほろりとくる話ありとバラエティに富んで飽きさせません。文豪の作品初挑戦の方にもおすすめです。
バーバラ・オコーナー/著 偕成社 2019.12
チャーリーは両親から離れて田舎町のおばさん夫婦の家に預けられます。怒りと寂しさで心を閉ざす彼女は、周りの人達の愛情に触れ、心を開いていきます。自分の居場所を見つけた彼女の本当の願いとは何でしょうか。
草野たき/著 ポプラ社 2021.11
父が会社を辞めたことで中学受験を止めた海斗は、弟の世話を理由に何事からも逃げてきました。中学2年生になっても学校生活や自分の将来に希望が持てません。ところが幼なじみに再会してから、海斗の思わぬ方向に物事が動き出します。
サン=テグジュペリ/著 新潮社 2012.12
遥か上空を飛ぶ一機の郵便機が向かう先には、危険な暴風雨とどこまでも続く夜の闇が待ち受けていました。夜間飛行という未開拓の事業に挑む人々の不安と孤独、それらを乗り越える不屈の精神を描いた胸を打つ作品です。
今西乃子/著 合同出版 2021.5
奈良公園のニホンジカは大切にされ、一方、滋賀県多賀町のニホンジカは田畑を荒らす有害獣として駆除されています。野生動物の「命」と向き合う現場から、人間と野生動物の共存について考える1冊です。
中村安秀/著 旬報社 2021.9
自分の母子手帳を見たことがありますか?母子手帳は戦後日本で生まれ、今、世界中で活用されています。この本では母子手帳を広めるために尽力した著者の体験談をつづるとともに、その役割と普及の背景に迫ります。
河出書房新社/編 河出書房新社 2020.6
詐欺に盗難、飛行機トラブルなど、思わぬアクシデントが旅にはつきものです。それでも人は旅を愛してやみません。旅を通して人生と向き合ってきた21人が、「行ってみなくちゃわからない!」と熱い思いを語ります。
ラース・ヘンリク・オーゴード/著 晶文社 2021.8
時間って何?お金持ちになる方法はある?神様って本当にいる?誰もが一度は考えたことがありそうな科学的な事柄や素朴な疑問、哲学的な問題まで50の問いに答えてくれます。読めばあなたの世界が広がるはず!
岡田誠/著 ポプラ社 2021.6
2020年1月、地球の歴史に”チバニアン”という地質年代を表す名前が登録されました。地層は過去の地球の状態を教えてくれます。77万年前に地球に何が起きたのか、その目で確かめてみてください。
池上彰/著 小学館 2021.7
新型コロナの影響で海外に出る機会が減ってしまいましたが、海外経験の豊富な著者は若い世代の方々にぜひ世界を見てほしいと思っています。世界を知ることは自分の無知を知ることであり、そこから成長が始まるのだと優しく語り掛けます。
菅聖子/文 小峰書店 2020.12
檜原村のきこりの会社を取材し、危険で過酷な林業について詳しく知ることができます。一年を通してどんな仕事をするのか、山に生きている木の役割とは何か等、生の声を基にした「現代のきこり達」のお話です。
竜之介先生、走る!片野ゆか/作 ポプラ社 2019.4
熊本市「竜之介動物病院」の院長・徳田竜之介先生は、熊本地震の時「ペット同伴避難所」を開きました。「ペットは飼い主を癒すだけではなく、人を支えつなげる力もある」と語る先生の活動と半生が書かれています。
掲載日 令和7年10月14日






