小石川後楽園

小石川後楽園は、寛永6年(1629年)に水戸徳川家の祖である水戸藩初代藩主頼房が、江戸の中屋敷(後に上屋敷となる。)の庭として造ったもので、二代藩主光圀の代に完成した「回遊式築山泉水庭園」です。光圀は作庭に際し、明の儒学者である朱舜水の意見を取り入れたため、随所に中国の名所の名前をつけた景観を配し、中国趣味豊かなものになっています。また、園の特徴として各地の景勝を模した湖・山・川・田園などの景観が巧みに表現されています。
昭和27年3月には、国指定特別史跡及び特別名勝に指定されました。
園名は、光圀が『岳陽楼記』にある中国の教え「(士はまさに)天下の憂いに先んじて憂い、天下の楽しみに後れて楽しむ」から「後楽園」と命名。その後、岡山の後楽園と区別するため小石川と冠するようになりました。
現在は、都立の公園として一般に公開されています。
小石川後楽園
住所文京区後楽1-6-6
アクセス都営地下鉄大江戸線「飯田橋」駅:徒歩2分
JR総武線「飯田橋」駅:徒歩8分
東京メトロ東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」駅:徒歩8分
文京区コミュニティバスBーぐる「小石川後楽園入口」
関連資料黄門様ゆかりの小石川後楽園博物志
小石川後楽園(東京公園文庫)
関連リンク小石川後楽園